今年もお世話になりました。
12月27日(木)
ことしの営業も残すところあと1日です。
この1年、目標としてきたことはできたのかな、などふり返るにはまだ余裕がありませんが、今年も無事、この場所で同じようにあり続けたことに感謝し、支えてくださったすべての方に感謝、感謝です。
ほぼ道楽と思われながらも、なんだかんだで来年は10周年を迎えます。
このままでいいのかと自問自答し、今年はこれからのあり方を見極める年にしようと、イレギュラーなかかわりをたくさんつないできました。
フェアトレードを発信し続けることの意味と自分のやりたい方向性とのずれが、すこしずつできていました。それはやっぱり3.11の震災からかもしれません。
たまたまフェアトレードに出会い、もっと多くの人にこの仕組みを知ってもらい、当たり前の選択肢になってもらいたい。それが私のお店を始めた原点です。それはいまもぶれることなく、同じスタンスです。ただ、当たり前の選択肢にするには、まだまだ広がりが足らず、どこでも買えるものとはなっていません。奈良での認知度の低さはいわずもがなです。
奈良で発信する意味があるのだろうか、自問自答していたころ、震災がありました。
震災後の被災地のニーズは途上国のニーズと通じるものがあります。
尊厳のある生活環境と、自立できる仕事創りです。
そしてそれは地方のニーズでもありました。
フェアトレードに関わって、私自身は途上国に行った事すらなく、語る言葉もないのに、説明すると、「いいことされていますね」といわれることが多いです。
これはビジネスですからといってもなかなか理解していただけません。
フェアトレードというビジネスの仕組みに共感したのであって、けっして国際貢献や途上国支援のためになど思っていたのではないのです。
結果として、そうなれば尚よい、ということです。
はじめから支援や貢献を意識するのはなにか上から目線の気がして、違和感を覚えていました。フェアトレードを語るとき、どうしてもそのキーワードが伝わりやすいので、使ってしまうのも事実です。
何か形を変えて発信したい。その思いが強くなってきました。
この1年はそれをさがす年にしました。
いろいろ関わって、これは違っていたなと思うものもありましたが、そういうものをそぎ落として、少しずつ見えてきたものを来年は形にしていきたいと思っています。
こんな形で宣言することで、自分にプレシャーをかけつつ、きちんとご報告できるように、頑張っていこうと思います。
お店の商品内容も変るかもしれませんが、そのあたりも含めて、過渡期になったきららを見守っていただけると嬉しく思います。
どうか、来年もよろしくお願いいたします。
そして、みなさまにとってよい年でありますように。
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